墓を暴く

激しい憎悪が飛び交い、世知辛い日々、だとして、世間は大衆は、と言って距離を置いても、誰もがそのなかのひとりであるように、ナイフを突き出せば、自分に向けられ、沈黙を強いれば、雄弁に物事は語りだし、饒舌になるにつれて、自身の透明性は身に付き、じゃあ、他愛のないことだと、何度、何度言い聞かせても、逃れられないのは、克服する術は、一体どうしたらいい、悶々とする明くる日、あなたはきっと醜い憎悪を懐かしく回想し、求める

今日話せても明日話せるかわからないから、適当に人を睨んでる、今日笑えても明日笑える自信がないから、適当に苛々してる、今日あなたを信じても明日信じる保証が何処にもないから、適当に黙ってる、明日は私は誰だろう、薬がない、殺して下さい