トリックオアトリート!

沈黙が続く、周囲の空間は夥しい程の言葉で満たされている、舞台装置は既に完成され、現存しない懺悔は行われる、風船やシャボン玉、空に浮かぶのは果敢無さの象徴だとして、飄々と覆しかわした先の果ての果てには自殺の二文字が浮かぶ、誰も直接、本当のことを言ってくれないから、架空の暴力で針の筵となる。せんせい、みんながみんなきっと私が死ぬことを望んでいるんです。大きな口を広げて待っているんです。開け放たれた荒野で善の名残が吹きすさぶ。

 

10月25日、晴天、わりと陽気、と思いきや人生は危険の連続で、知らず知らずの内に憂鬱の波が襲ってくる。見えないようにしても見えてくるし、聞こえないようにしても聞こえてくるし、きっと一日中陽気な人は、自分を騙すのが上手いか、頭の螺子を失くしたのかどこか狂っているに違いない、狂った頭で、思う。無理して苦しまなくても、なに、手札は揃っているので、楽でいい、淡い期待を持つのは性に合わないので、見つければ直ちに捨てるべし。どうせこの世はギャグ漫画って誰かが言ってたっけ。一線は越えられない臆病者だけど、もっと、ぼく、悪いことがしたいな。

 

 

 

追伸

なんだかぼくの背には疫病神でも憑いてるのかしらん、

今度占い師に見てもらいます