遊戯


勇気とか誠実、才能や個々の性質、届かないものにかき乱されては途方に思う。足りないものの多さ、質、考えては眉間に皺を寄せる。しかしまた逆に、全て備わっている、万能感に満たされる。そんな日もある。自身の自惚れや楽観的な態度に苛々してくる。「嘔吐、嘔吐、嘔吐、」いずれにしても閉ざされている。床に横たわり、眠り(これは以前に書いたことがある)目が覚めた時のあの不思議な解放感(そう確か去年のこと)身体の奥に漂い塞がれ鍵を閉めもう、戻ってくることはない、感情の上辺では信じながら(いやしかし頭の中では)そんなことは(ない、)と気づいている。(それなのにどうして騙されるんだろう)感情というものはとても醜いと思う。説明したとしても、説明したからこそあざとさが付き纏う、インチキだとは思わない、整理して、誰かに伝えることは重要なこと。(おまえのその美学、理解されないことがひとつの指針であるなら伝えることは可能だとは思えない)これは遊戯。それをいってしまえば周りは納得するかもしれない。(これは遊戯です)