幽霊劇


0時04分新しい日の始まり、たった一日であれ、どんな無為な昨日を過ごしたとしても、かならず明日に繋がる。繋がってしまう。混ざり合い、濾過され、変化する、一ヶ月単位で見ればそれは明白。気のせいかもしれない。でも信じてる。信じることは嘘吐きのはじまり。過去の記憶は慎重に取り扱わなければならない。記憶は自分でも知らないうちに捏造される。欺瞞の影は寝ている間に忍び寄る、そう考えると、昨日と今日の境目なんて結局はなくて、精神だけを置き去りに、身体だけを連れてきているような、まあ馬鹿げてる、いや馬鹿げてはいない、でも境目に取り残されるのは、悲しい、嬉しい、どちらでもない、わからない、沢山の理由が攻めてきては、あーだこーだと言ってとりあえず自分を納得させる、曖昧な虚しい作業、どちらにしろ事実や結果はいつか降ってくるのだから、身を任せたい。甘えだろうか、思わない、殉教者の様な気持ちで未来の幸福を掬い取ってやろう、泥水を被ったキリスト、逆さまのイエス、それが、私。(少し気持ち悪い)

三島由紀夫の本を読みたくて、あずま書店に行くけど、品揃いが悪くてがっかりした。
家に三島由紀夫全集のハードカバーが一冊だけあったと思うのに見つからない
時間は止まってくれなくて、無駄だけが積み重なっていく、やはり悲しくて焦る。
いつかそんな無駄を愛せるようになりたい、これは切実で、本当の願い。